タケノコの皮
さて、タケノコがスーパーに出回るようになると、ああ春になったんだなあと感じるものです。調理済みのものもいいですが、自分で茹でてから皮をむくのも美味しくて最高です。ただ、まだやったことがない方も多いのではないかと思います。
さて、ここで表題につながっていくのですが、タケノコの皮はいったいどこまでむけばいいのでしょうか？ということです。タケノコの皮は、当然ですがむけばむくほど可食部はどんどん小さくなっていきます。そういう意味ではまるで「らっきょう」みたいなものに見えるかもしれませんね。
そして、結局どこまでむいてもいいのか、と疑問に思うでしょう。実は、タケノコの場合、むけるところまでむいても構わないのです。タケノコの断面図を見ると理解しやすいかもしれません。そうすると「らっきょう」とは、まるで違うことがわかります。
まだ地中にあるうちに節が全て形成されており、その部分はいわゆる「皮」ではありません。しかしこの皮むきは意外と曲者なのです。タケノコを下茹でしてから皮をむきますが、外側の皮は、思い切って数枚まとめてむいてしまっても構いません。きれいに皮をむいた状態のタケノコなら、冷蔵庫での数日保存も可能になります。従って、まとめて茹でて皮をむき、これを少しずつ味わうというのもアリなわけです。